汗はイヤだけど、ほんとはすごい

運動したり、暑い日などにヒトは汗をかきますよね。汗だくで、臭くなったりするし、いやだなぁと思うこともあると思います。汗はいったいなぜ出るんでしょうか。

まず、汗はどんなときに出るか思い出してみましょう。
先ほど挙げた運動したり外が暑いとき、緊張したりびっくりしたとき、あとは、辛いものを食べたときに出ますよね。

上がった体温を調節するために、汗という水分を身体の外に出します。皮膚の表面に出た汗は水蒸気となって空気中に飛んでいくときに熱を必要としますので、身体の表面の熱を奪っていきます。

ヒトの身体はだいたい36度ぐらいに保たれると、体内の細胞や器官が効率よく働けます。それに、免疫力も高まります。運動などで、身体に熱がたまると、それを逃がして体温を一定に保つために汗がでるという訳です。
もし、上手に汗をかけないと、身体の調子が狂ってしまいます。逆にスポーツ選手は、長い時間大量に汗をかくことができるのでバテにくいのですが、運動しなれていない人は、途中で汗が出なくなってしまうので、ダウンしてしまうのです。

汗をかくのは、哺乳類特有の機能です。沢山汗をかけるのは、ヒトとウマぐらいで、それ以外のイヌやトリは、呼吸を早くすることによって息から身体の水分を出したりする動物もいます。

また、緊張したときの汗は、昔の名残とも遺伝子の仕組みとも言われています。狩りをするときに緊張して手のひらに汗をかくと、槍などを握るときに滑りにくくなります。鉄棒をするときに、手に唾をつけて競技をしている人を見たことがありますが、それと同じような役割です。

このように、汗にはヒトが生きていく上で重要な役割を果たしていることがわかります。汗をかくのが不快に思ったときはこの話を思い出してみると、少しは気分が変わるかもしれません。